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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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第2回MeLos総会2024 Digital tech Reinforces Traditions.(東京)

院長の小道が「第2回MeLos総会2024 Digital tech Reinforces Traditions.」で講演を行いました。今回の内容は「Hope for hopeless teeth 〜エンド-ペリオ病変へのアプローチ〜」についてでした。日曜日にご参加いただいた皆様ありがとうございました!

〈院長コメント〉

本日は東京で行われた「第2回MeLos総会2024 Digital tech Reinforces Traditions.」に審査員ドクターとして参加しました。本会の目的は、デジタル技術(デジタルデンティストリー)を活用した包括的歯科治療(フルマウス治療)と、包括的歯科治療(フルマウス治療)を実行する中で必要となる各専門分野の最先端歯科治療のポイントを学ぶことです。現在凄まじい勢いで進歩しているデジタル技術をうまく活用することができれば、これまでに培われてきた技術や考え方をより強力なものにでき、より少ない労力でより高い精度の治療を行うことができると考えております。

午前中は5名の若手歯科医師による症例発表コンテストがあり、その発表に対して審査員として採点と講評をさせていただきました。どの先生も私より年下でしたが、デジタル技術を用いて実際に行っている治療はもちろん、デジタルそのものに対する考え方やアプローチが素晴らしかったです。私が歯科医師になる頃には考えもしなかったデジタル技術が、発表者の先生たちにとっては歯科医師になってすぐ、もしくは歯科医師になる前から存在していることもあり、デジタル技術の活用方法が非常に柔軟で、講評の半分くらいは質問をしていました。私自身も、新しい技術や考え方に置いていかれないように勉強を続ける必要があると認識させてもらいました。

午後の基調講演では、「Hope for hopeless teeth 〜エンド-ペリオ病変へのアプローチ〜」というタイトルで【歯内療法(根管治療)の最新のトレンドと注意点・エンド-ペリオ病変へのアプローチ・予後不良歯を救済する際の診断ポイント】についてお伝えさせていただきました。スライドを作りながら自分でも感じていましたが、私の発表内容の中には「最新のデジタル技術」というものはありませんでした。根管治療の分野が、他の先生の講演内容にあった矯正治療やインプラント治療ほどデジタル技術が進んでいないのも大きな要因ではありますが、最終的にどれだけデジタル技術が進んでも、歯髄の診査診断やレントゲン画像の読影、根管治療の手技などのアナログ的な「基礎基本」がベースにあると私は考えております。これは、「デジタル技術を全く使わない」というわけではなく、タイトルの「Digital tech Reinforces Traditions.=デジタル技術が伝統を強化する」にあるように、あくまでこれまでの伝統的な技術や知識の上に、デジタル技術が追加されるという考え方に基づいています。とはいえ、技術の進歩は日進月歩なので、「すごく使いやすくて有効な手法が出ているけど、使い方がわからないので使わない」、とならないよう情報収集は継続していこうと思います。

今回のお話を頂いたMeLoS代表の植田先生、運営の皆様、そして日曜日に受講していただいたすべての参加者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。