• ご予約・お問い合わせ:0798-65-4182(平日・祝日/9:30-19:00、土/18:30まで、日曜休診)
  • ご相談・お問い合わせ
  • 24時間受付:かんたんWEB予約
  • 24時間受付:かんたんLINE予約
西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

history

  • Dr.コミチ

ドクターコミチのエンドドンティクス年間コース第3期(day4@西宮)

院長の小道が「ドクターコミチのエンドドンティクス年間コース第3期(全5回)」の4日目を行いました!日曜日にご参加いただいた先生方ありがとうございました!

セミナーDay 4:1日の流れ

午前中:非生理的な根管(根尖破壊・外部 or 内部吸収・穿孔・トランスポーテーション etc.) 、再根管治療 (GP除去・レッジ・穿孔)

午後:ブロック根管を用いた実習(レッジ根管への対応)、オリジナルの根管模型を用いたレッジへの対応

〈院長コメント〉

私が講師を務めさせていただいている年間コースのセミナーの第3期4日目を行いました。

午前中の講義では非生理的な根管(根尖破壊・外部 or 内部吸収・穿孔・トランスポーテーション etc.) と再根管治療 (GP除去・レッジ・穿孔)について解説させていただきました。

非生理的な根管は、口腔内所見やレントゲン上での特徴的な所見や、実際に出会った時の対処法など、「知っていれば手順通りに対応できるけど、知らないとそもそもその存在に気付けない」といったものが多いです。また、医原的な原因で根尖破壊や穿孔が生じている場合には、根管治療の成功率やその歯の予後にも関わってくるので、私が実際に治療した症例を提示しながら説明させていただきました。もし自分が治療を行うのは難しい場合でも、早期に発見して専門医に送ることでその歯の予後が大きく変わる可能性もあるので、ぜひ明日からの臨床で活かしてみてください。再根管治療は、一度根管治療を行った歯に対して、再度根管治療が必要になった状態で、Initial Treatmentとはまた違った難しさがあるため、GP除去とレッジ・穿孔への対応について解説しました。先日のひで歯科クリニックでの出張セミナーと同じく、「どのようにGPを除去しているのか?どうやったらレッジを乗り越えることができるのか?」という質問を受けましたが、やはり画一的な方法ではなく、症例ごとに適切な器具やステップを用いてもらうのがベストだと思います。

午後はブロック根管とオリジナルで作成した根管模型を用いてレッジの乗り越え方について、実際に手を動かしながら練習してもらいました。ブロック根管では、太さや位置などが異なる数種類のレッジに対して乗り越える経験を積んでもらい、最後に根管模型で実践してもらいました。一度模型上でレッジを乗り越える感覚を掴むことができれば、口腔内でも同じことを再現することができます。午前中の講義でお伝えした内容もそうですが、手技的な要素以外にもレントゲン画像やCT画像からの診断も重要なポイントなので、明日からの治療で少しでも意識してもらえると幸いです。

日曜日にご参加いただいた先生方、運営の方々、ありがとうございました。第3期も次回で終了となります。最終日もどうぞよろしくお願いします!