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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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虫歯になりにくいおやつ

おやつというとケーキやドーナツなどの甘いものをイメージして、虫歯になりやすいから食べさせてはダメと思われている方が多いのではないでしょうか❔

実は「おやつ=甘いもの」ではないのです❗

おやつの必要性や種類、食べ方を理解することで虫歯リスクも下げることができます。

今回はお子様の成長もサポートしてくれる虫歯になりにくいおやつのポイントについてご紹介していきます😀

 

1.おやつはなぜ必要❔

必要な栄養素を補うための捕食の役割を持ちます。幼児期は大人よりも代謝が良いため、多くのエネルギーを必要としますが、一度にたくさんの量を食べることができません。そのため、朝•昼•夜の3回の食事だけでは1日に必要な栄養素が摂取できないため、おやつで補う必要があります。

 

2.虫歯になりにくい食べ方

①ダラダラ食べはやめる

まず、食事をすると歯垢の中のバイ菌(ミュータンス菌)が食べ物に含まれる糖分を分解して酸を作りだすため、口の中は酸性に傾きます。酸性の状態になると歯の表面のエナメル質が溶け出してしまいますが、唾液の働きにより酸が中和され、溶け出したものを修復してくれます。これを再石灰化といいます。

ダラダラ食べをすると、口の中で酸性の状態が長く続き、再石灰化ができなくなるため虫歯になりやすくなります。

 

②おやつの時間と1回に食べる量を決める

子供が欲しがった時に好きなだけ与えるのではなく、時間を決めてダラダラ食べを防ぎ、適切な量を与えるようにしましょう。

 

【年齢別おやつの回数•時間帯と摂取するカロリーの目安👩‍⚕️】

・1〜2歳

1日2回(10時と15時) 約100〜150kcal

・3〜5歳

1日1回(15時) 約150〜200kcal

食事との間隔を2〜3時間あけるようにするのが理想です。ちなみに、就寝時は唾液の分泌が低下し、虫歯リスクが高くなるため、寝る前におやつを食べるのは避けましょう。

 

③食後はうがい•歯磨きをして、フッ素やミネラルを補うケア用品を使用する

フッ素はミュータンス菌が酸を作り出すのを抑制させ、再石灰化を助けてくれます。初期虫歯の場合はフッ素で改善することがあるため、毎日のホームケアに取り入れてみましょう。また、お子様だけでは細かいところまで磨くのが難しいため、仕上げ磨きもしてあげることが大切です。仕上げ磨きは小学3年生頃まで必要です。

 

3.虫歯になりにくいおやつとなりやすいおやつの違い

虫歯になりにくいおやつ🙆‍♀️

→砂糖が少なく、歯にくっつきにくいもの

(例)おにぎり、野菜、果物、せんべい、ふかし芋、小魚、チーズ、蒸しパン、ヨーグルト、お茶、牛乳など

牛乳やヨーグルトなどの乳製品はカルシウムが含まれているため、強い骨や歯をつくる材料になります。

果物などのビタミンは健康を維持して体の調子を整えてくれる作用があり、果物の自然な甘みは虫歯菌は増えにくいとされています。

せんべいや小魚などの噛みごたえのあるものは、よく噛むことで顎が発達し、口の周りの筋肉が鍛えられてきれいに発音ができるようになります。また、噛むことで脳が刺激され、脳の成長にもつながります。

 

虫歯になりやすいおやつ🙅‍♀️

→砂糖が多く、歯にくっつきやすいもの

(例)ケーキ、チョコレート、キャンディー、グミ、ドーナツ、キャラメル、炭酸飲料、スポーツドリンク、ジュース、乳酸菌飲料など

ケーキやチョコレートなどの砂糖が多いおやつは小さい頃から日常的に食べさせてしまうとクセになりやすく、肥満の原因にもつながります。また、塩分が多いものは味が濃いものが多く、濃い味に慣れてしまうと素材の味を感じにくくなってしまいます。ドーナツやポテトチップスなどの脂質が多いものも要注意です。血液中の善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やして、将来的に生活習慣病になるリスクが高くなります。

これらのことを考えるとお子様の健康のために控えるのが大切ですが、一切食べさせてはいけないということではありません。お友達と一緒に遊ぶ時、お誕生日の時などルールを決めてあげると良いでしょう✨

 

4.キシリトール入りのおやつは食べても大丈夫❔

キシリトールは歯によい食べ物としてご存じの方が多くいらっしゃると思いますが、どのように歯に影響を与えているのかご説明していきます。

キシリトールとは、白樺の樹木などから採取される、砂糖と同程度の甘さをもつ天然素材の甘味料です。微量ですが、イチゴやカリフラワーなど多くの野菜や果物に含まれています。厚生労働省より食品添加物として認可され、世界保健機関(WHO)や国連食糧農業機関(FAO)からもその効果を認められているため、安心して食べることができます😉

 

【キシリトールの特徴】

・虫歯の原因となる歯を溶かす酸を生成しない

・唾液の分泌を促し、口内の乾燥を防いで口臭予防する

・歯の再石灰化を促進させる

・糖尿病の方でも摂取できる

→吸収速度が遅いため、血糖値の急上昇がないほか、代謝するのにインスリンを必要としません。

【キシリトールガムの市販品と歯科専売用品の違い】

キシリトールの含有率に大きな違いがあります。市販品のキシリトールガムの含有率は約50〜60%に加えて糖分も使用されています。一方、歯科専売用品は含有率100%でキシリトール以外の甘味料は使用されていません。

市販品のキシリトールガムでは虫歯予防効果がまったく無いというわけではありませんが、効率的にキシリトールを摂取するためには歯科専売用品のものがオススメです。

【キシリトールの摂取量の目安】

虫歯予防に効果的な摂取量は、キシリトール含有率が50%以上のガムまたはタブレットを1日5〜10g(約4〜8粒)摂取し続けると良いとされています。

【注意点】

キシリトールは小腸で消化吸収されにくく、一度に過剰摂取する(20〜30g以上)と下痢をしやすくなることがあるため、食べ過ぎには気をつけましょう。

また、小さなお子様はガムやタブレットを誤って飲み込んでしまう可能性があるため親御さんが見守りながら食べるようにしましょう。

 

5.おすすめのキシリトール商品

西宮北口ライフ歯科ではポスカF、キシリトールガムをお取り扱いしております🦷

【ポスカFの特徴】

① POs-Ca成分と緑茶エキスを配合

POs-Ca成分

・正式名称はリンゴ酸化オリゴ糖カルシウム

・虫歯の原因となる酸をつくらない

・唾液に溶けやすいカルシウム素材(世界7ヵ国で特許を取得)

・北海道産じゃがいも由来のカルシウム素材

緑茶エキス(フッ素含有)

ポリフェノールを低減してフッ素が唾液に溶けやすいようにつくられた素材

②しっかり味が長持ちするので長く噛むことができ、唾液がたくさん分泌されます

※ペパーミントとマスカットの2種類のフレーバーをご用意しています。

 

【キシリトールガムの特徴】

①キシリトール100%配合

②予防先進国のフィンランド発祥

③歯にくっつきにくい

※アップルミントとクリアミントの2種類のフレーバーをご用意しています。

気になる方は是非お試しください✨

 

6.まとめ

毎日のお食事や歯磨きを気をつけることで、虫歯リスクを下げることはできますが、歯が弱い生え変わり時期や歯並びの悪さなどによって、どうしても虫歯になってしまうことがあります💦

また、虫歯は家族内感染することがあります。お子様だけでなく、家族みんながお口の健康を保つことが重要です。そのためにも、ホームケアだけでなく歯医者で定期検診やメンテナンスを行うようにしましょう。

何かお困りごとなどございましたら、ぜひお気軽にご相談ください😊