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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

blog & column

虫歯になりやすい食べ物となりにくい食べ物の違いとは?

 
こんにちは。西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。
 
皆さんは好きな食べ物はありますか? 
 
好きな食べ物はとっても美味しくてたくさん食べてしまいがちですが、それが虫歯の原因となってしまうこともあります。
だからと言って食べるのを辞めるなんて極端なことは出来ませんよね。
 
 今回は、そんなお悩みを解決できる方法をご紹介いたします♪
 
 

1.虫歯になりやすい食べ物

こどもがたくさんのお菓子を想像している

虫歯になりやすい食べ物、それはズバリ甘い物です!
 
「じゃあ甘い物全てが虫歯になりやすいの?」といわれると、そんなことはありません。
分かりやすいように、お菓子を代表例に挙げていきます。
 
お菓子には、飴やクラッカーなどたくさんの種類がありますよね。
 
それぞれ虫歯の”なりやすさ”は変わります。
 
虫歯になりやすい食べ物の条件は、大きく3つあります。 
 
①砂糖が多く含まれている もの・・・チョコレート、クッキー、アイスクリーム等 
②食べ切るのに時間がかかるもの・・・飴、ガム等 
③歯にくっつきやすいもの・・・キャラメル、チューイングキャンディ等
 
特にキャラメル、飴、ガム、チョコレートは砂糖が多く含まれているうえに、食べ切るのに時間がかかり、さらに歯にくっつきやすいという特徴があるので、虫歯になりやすい食べ物です。
 
また、飴やチョコレートは、口腔内で溶けて歯と歯の間や溝に入り込んでしまうので上記の中でも特に要注意です!
 
 
虫歯になりやすい物は甘い食べ物だけではありません。 他にはどの様なものが思いつきますか? 
 
そう、甘い飲み物。特にジュースです!
 
ジュースにはお菓子以上に砂糖が含まれているものもたくさんあります。
ジュースは液体なので歯と歯の間に入り込みやすい。そしてちょっとずつ何度も飲むので、お菓子よりもさらに虫歯になるリスクが高まります。
 
特に甘くて美味しいコーラなどの炭酸飲料は、多くの砂糖が含まれており虫歯菌のエネルギー源になり、たくさんの酸を産生させてしまいやすいのです。
 
他にもたくさんの砂糖が含まれている飲み物としてスポーツ飲料、お酒では甘いサワーやカクテル等が挙げられます。
 
 

2.虫歯になりにくい食べ物

ミネラルウォーター
では反対に、虫歯になりにくい食べ物や飲み物はあるのでしょうか?
 
考える前にまず、注意しておきたいことがあります。
 
それは、ここで紹介する物は虫歯に「なりにくい食べ物」であって、虫歯に「ならない食べ物」ではない、ということです。
 
どんなご飯でも、食べると必ずお口の中が酸性に傾き、歯が少しずつ溶け始めてしまいます。
これを、脱灰(だっかい)と言います。 
 
食事が終わると唾液の成分がお口の中を酸性から中性に戻していき、溶け出してしまった歯を修復(再石灰化)していきます。 
 
この脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、再石灰化が間に合わなくなった時に虫歯が出来てしまうのです。 
 
 
これらを踏まえたうえで、虫歯になりにくい食べ物・飲み物について紹介していきます。
 
まず、虫歯になりにくい食べ物ですが、先ほどの「虫歯になりやすい食べ物の3つの条件」を逆のものを考えてみましょう。
 
①砂糖が少ない ・・・おせんべい、クラッカー、ポテトチップスなどのスナック菓子等 
②短い時間で食べ終わる ・・・果物、チーズ、ナッツ類等 
③歯にくっつきにくい・・・ゼリー、プリン、無糖のヨーグルト等  
 
上記以外で挙げると、たくさん噛むことで唾液の分泌を促して虫歯予防に繋げるという点で、スルメや小魚なども良いですね♪
 
また、果物やゼリー、プリンなどは砂糖が含まれている甘い食べ物ですが、短時間で食べ終わることが出来るうえに歯にくっつきにくいので、虫歯になるリスクは比較的低めといえます。 
 
 
では、次に虫歯になりにくい飲み物について考えていきます。 
 
先ほど虫歯になりやすい飲み物は砂糖が多く含まれているジュースとご紹介しました。
こちらでも逆の発想で、砂糖の少ない飲み物が良いですね。
 
1番に挙げられるのはお水です。
 
お口の中は食事中、または食事直後の酸性に傾く時間以外は常に中性に保たれています
そのため、中性に近い飲み物が虫歯になりにくく、お水は中性なので1番虫歯になりにくいといえます。
 
他には、お茶やお砂糖の入っていないブラックコーヒーなども虫歯になりにくいです。 
 
 

3.食べ物・飲み物の取り方

観葉植物と顎に手を当てて考える女性
甘い食べ物や飲み物を摂取すると必ず虫歯になってしまうのかと言われれば、答えはNOです。
食べ物や飲み物は摂取の仕方によっては虫歯になりやすい物だとしても、正しく摂取することで、虫歯になるリスクをぐっと下げることができるのです!
 
そして甘い物はエネルギーや水分補給、楽しむなどの心理的な効果があります。
正しい取り方を知ることで、さらにお食事を楽しめるようにしていきましょう♪
 
 

①飲食回数を決める 

青い背景の前で雨を舐める女の子

虫歯になりやすい飲食の摂取方法とは「だらだら食べ・飲みです! 
 
先ほどもご説明した通り、食事をするとお口の中が酸性に傾き、歯が脱灰を起こします。
食事後は唾液の成分により歯を修復する再石灰化が起こります。
 
この2つのバランスが保たれているうちは虫歯にはなりません。
ですが、何度も甘い物を食べたり飲んだりしていると再石灰化のスピードが脱灰のスピードについていけなくなり、虫歯になってしまうのです。
 
食後にデザートを食べたり、お菓子と一緒にジュースを飲むなど、まとめて食べる、食事の回数を減らすことがポイントです! 
 
 

②飲食量を決める 

食事風景
こちらも「だらだら食べ・飲み」を防ぐことができます。
例えば、1リットルの紙パックにリンゴジュースが入っていたとして「今日はリンゴジュースをコップ1杯だけ飲む!」と決めておくと、だらだらとジュースを飲むことを防げたり、ジュースを飲んでいる時間を短縮することができますね。
 
 

③食後は歯磨きをする 

歯ブラシ
食べ物や飲み物の取り方とはあまり関係がないように見えますが、歯磨きをするかしないかで虫歯リスクは大きく違ってくるのです。
お食事の後の歯にはだんだんと虫歯菌が集まってきてプラークという細菌の膜を張り、酸を酸性して歯を溶かしていきます。
このプラークの膜を歯磨きで取り除くことで、虫歯になるリスクはどんどん下がっていきます!
 
また、歯磨きをすることでプラークを除去するだけではなく、お口の中が酸性に傾いてる状態から中性に戻しやすい環境を作ることが出来ます。
お出かけなどの際はなかなか歯を磨くことが難しかったりしますよね。そういう時はお水でお口をゆすぐだけでも一時的に中性に戻りやすくなるのでオススメです! 
 
 

4.代用甘味料

「何か甘いものを口にしたいけど、虫歯になりやすいものは控えたい 」
そんな時には代用甘味料をとってみるのも良いかもしれません。
 
代用甘味料とは砂糖の代わりに用いる甘味物質の総称です。 
この中でも特に有名で、オススメなのは「キシリトール」です!
 
キシリトールは天然成分を原材料としています。
このキシリトールが何故オススメなのかというと、キシリトールを虫歯菌が分解出来ず、酸を作り出すことができないからです。 
さらに、キシリトールは虫歯菌の栄養にならないために虫歯菌を弱らせることが出来ます。
そのため、虫歯菌が活発になりにくく、虫歯の発生を抑えることが出来ます。
 
食後の歯磨きが終わった後にどうしても口寂しくなってしまった時には、甘い物などを摂るのでは無く、キシリトールタブレットやガムを摂ることをオススメします。 
ただし、キシリトール商品にはキシリトール100%ではなく砂糖が含まれている物もありますので、そういった商品は虫歯予防としては推奨できません。
食べる前に100%キシリトールかどうかチェックしましょう♪
 
もう1つの注意点ですが、キシリトールは腸内で水分を吸収する働きもあるので、一度に多量に摂取すると下痢を引き起こす可能性があります。
摂り方には十分気をつけてくださいね。 
 
当院ではキシリトール100%のガムを取り扱っておりますので、気になる方はスタッフまでお気軽にお声がけください!
 

5.最後に

歯科検診
美味しい食べ物や甘いお菓子・ジュースはとても魅力的です。
しかし、だらだら食べ続けたり、食べた後長時間そのまま放置していたり、歯磨きせずに寝てしまうと虫歯のリスクが高くなってしまいます。
 
大切なのは、食べる時間と量を決めること、食べた後はうがいや歯磨きをすることです。
虫歯になりにくい食べ物の摂り方を覚えて、大事な歯を守りながら、美味しくおやつを食べましょうね。
 
虫歯のリスクを下げるには定期的な歯科検診も欠かせません。ぜひ兵庫県西宮市にある、西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科でお口の健康を守りましょう!