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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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口内炎は歯科医院で診てもらえる?治療法や予防法も解説!

こんにちは。兵庫県西宮市にある医療法人社団 西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

口内炎の症状1

誰でも一度は唇や口の中にできる「口内炎」に悩まされたことがあるでしょう。どんなに小さくても口内炎が口の中にできると、舌で触れてしまったり再び歯で噛んでしまったりして、満足に食事や会話が楽しめないと思います。口内炎がなかなか治らないときや早く治したいときは、歯科医院を受診して治療を受けるのがよいでしょう。

今回は、歯科医院での口内炎の治療と、実際に行われる治療法や予防法について詳しく解説します。

口内炎とは

口内炎の症状2

口内炎とは、お口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。詳しくは後述しますが、一口に口内炎といっても種類はさまざまで、考えられる原因も異なります。

また、お口の中は食事や呼吸、会話をするために常に外部と接しており、細菌・ウイルス・ほこりなどの付着や侵入の可能性が高い部分です。そのため、風邪や疲れなどで免疫力が低下していると、侵入した微生物に感染し、炎症を引き起こしやすくなります。

まさに、お口は「健康のバロメーター」です。口内炎ができたら、健康状態に異常が発生していると考えられるため、ふだんの生活を見直すきっかけにしましょう。

口内炎の種類

頬をおさえて口内を痛がっている女性

口内炎には、さまざまな種類があります。以下、種類ごとに解説します。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)は、口内炎の中で最もよく見られる症例です。はっきりした原因はわかっていないものの、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(特にビタミンB2・B6・C不足)などが考えられます。

アフタ性口内炎にかかると、赤く縁取られた2〜10mm程度の丸くて白い潰瘍が頬・唇の内側・舌・歯茎などに発生します。小さなものが2〜3個群がって発生することもあり、通常は10日〜2週間ほどで自然に消滅し、跡も残らない場合が多いです。

ただし、なかなか治らないときや範囲が広いとき、何度も再発するときは、ベーチェット病などの疾患による可能性や処方されている薬が原因の場合もあるため、すぐに病院へ行きましょう。

カタル性口内炎

カタル性口内炎(外傷性口内炎)は、入れ歯や矯正器具が接触したときや頬の内側を噛んでしまったときの細菌の繁殖や熱湯・薬品の刺激などによって起こる口内炎です。

発症すると、口の粘膜に腫れ・びらん・潰瘍・水疱ができ、刺激の強い食べ物がしみたり、ヒリヒリした痛みを感じやすくなったりします。加えて、腫れにより味覚が鈍ってしまい、食事がおいしくいただけないのもつらい症状です。

また、アフタ性口内炎とは異なり、患部の境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生することもあります。

ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎は、ウイルスや細菌の増殖が原因でできる口内炎です。代表的なものが、単純ヘルペスウイルス感染によるヘルペス性口内炎(口唇へルペス)で、ほかにも梅毒・淋病・クラミジアなどの性感染症(STD)による口内炎が知られています。

また、口腔常在菌(もともと口の中に存在する菌)であるカンジダ菌(真菌の一種)が免疫力低下によって増殖し、カンジダ性口内炎を発症することもあります。

ウイルス性口内炎に多くみられる口内炎は多発性で、お口の中に複数の小水疱が形成されるのが特徴です。加えて、水疱が破れてびらんを生じることや、発熱すること、強い痛みを伴うこともあります。

そのほかの口内炎

上記のほかにも、特定の食べ物や薬物、金属が刺激となってアレルギー反応を起こすアレルギー性口内炎や、日常的な喫煙によって口の中が長期間熱にさらされることで発症するニコチン性口内炎などがあります。

ニコチン性口内炎は、口の中の粘膜や舌に白斑ができ、がんに発展する恐れもあるため、注意が必要です。

口内炎の原因

原因について考えている男性

前述したように、口内炎にはさまざまな種類があり、原因も異なります。以下、それぞれの口内炎の原因を解説します。

アフタ性口内炎の主な原因

アフタ性口内炎の発症にはさまざまな原因がありますが、大きな誘因は免疫力の低下です。栄養状態の不良や、ストレス、寝不足といった生活習慣の乱れにより免疫力が低下すると、口内炎ができやすい状態といえるでしょう。

さらに、口の中に傷ができて細菌やウイルスなどが感染して悪化する場合や、女性はホルモンバランスが乱れる生理前や妊娠期にアフタ性口内炎ができやすくなる場合があります。また、ベーチェット病や潰瘍性大腸炎など、全身の疾患が原因となってできる場合もあります。

カタル性口内炎の主な原因

カタル性口内炎の直接的な原因は、物理的な刺激や傷です。入れ歯や矯正器具、熱い食べ物などが粘膜と接触し、刺激を受けた部位に傷ができて細菌が繁殖することが主な発症原因と考えられています。また、疲れや免疫力の低下、風邪など、健康状態がよくないときに発症しやすくなるため、これらも間接的な原因のひとつといえるでしょう。

さらに、虫歯や歯周病、歯槽膿漏などの歯科疾患も、発症の引き金となるケースが少なくありません。ほかにも、過度の喫煙やビタミン欠乏、腸内環境の乱れなどで口内の衛生状態が悪化することも原因となります。

ウイルス性口内炎の主な原因

ウイルス性口内炎の発症原因は、ウイルスや細菌の感染です。特に、ヘルペス性口内炎の原因であるヘルペスウイルスは、ヒトからヒト、モノからヒトへの唾液の接触感染や飛沫感染によって感染します。

具体的には、手をつなぐ・キスをするなど直接人と触れ合うことが原因です。これ以外にも、ヘルペスウイルスをもつ方が顔やお口を拭いたタオルや、食事をした食器からも感染することがあります。また、食べかけの食事や飲み物を分けるのも要注意です。

一度感染するとずっとヘルペスウイルスを体に保持してしまうため、抵抗力などが低下したときなどに発症しやすくなります。

口内炎は歯科医院で診てもらえる?

口内炎は歯科医院で治療することはできるのでしょうか。

結論からいうと、口内炎は歯科医院で治療できます。特に、噛み合わせに問題があるせいで口内炎を引き起こしている方は、歯科医院で治療するのがよいでしょう。噛み合わせが悪いと、口腔内を噛みやすくなったり傷つけやすくなったりする場合があります。噛み合わせが悪い方は、一度口内炎が治ってもまたできてしまうため、日常生活でもストレスを感じることが多くなります。

しかし、歯科医院で噛み合わせの改善を行うことで、口内炎の根本的原因を治療し、口内炎をできにくくすることが可能です。

また、口内炎は一般的に10日〜2週間ほどで自然に治癒しますが、より早く治したいときも歯科医院で治療するのがよいでしょう。

口内炎の治療法

歯科医師と患者が笑顔で会話している

実際に歯科医院で行われる主な治療は、以下のとおりです。

薬物療法

口内炎ができた場合の最初の治療は、薬物療法です。具体的には、直接患部に塗布する軟膏タイプや、貼って使うパッチタイプを処方される場合が多いです。

そのほかにも、体の内部から治していくという意味でビタミン剤が処方される場合や、刺激の少ないうがい薬を処方されるケースもあるでしょう。処方薬は、ドラッグストアでも似た機能をもつ市販薬を購入できますが、歯科医院では症状に見合った薬を処方してくれます。さらに、薬の塗布の仕方なども詳しく解説してくれるため、より安心して使うことができるでしょう。

歯科装置の調節

口内炎の原因が、口腔内にある歯科装置にある場合は、歯科装置の調節を行います。例えば、入れ歯(義歯)の一部が口の中の粘膜を傷つけている場合は、歯科医院が専用の器具を用いて問題の部分だけ削り落とします。また、差し歯が合わないときや歯が欠けて粘膜を傷つけているときも同様です。

さらに、噛み合わせ不良によって口内炎ができているときは、矯正治療も含めて噛み合わせの調整を行います。

レーザー治療

歯科医院によっては、レーザー治療を取り入れているところもあります。レーザー治療とは、レーザーによって患部に光をあて、炎症を起こしている部分を焼く治療法です。

口の中にレーザーをあてると聞くと驚くかもしれませんが、歯科治療で用いるレーザーは特殊であるため、治療中の痛みなどはなるべく少なくなるよう設計されています。また、治療中の痛みだけでなく、治療後の消炎・鎮痛・殺菌効果も期待できるでしょう。

ただし、レーザー治療は保険適用外のため、費用は自己負担となります。実施している歯科医院も限られているため、検討する場合はしっかりリサーチする必要があります。

口内炎の予防法

予防をあらわすイメージ

口内炎ができやすい方は、日々の生活習慣を改善するだけでも予防することができます。

栄養バランスの取れた食事をとる

偏った食生活をしていると、口内炎の原因になります。特に、皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンB2・B6・Cが不足すると、口内炎になりやすくなります。そのため、口内炎を予防するには、下記のビタミンB2・B6・Cを豊富に含んでいる食材を積極的に摂取しましょう。

<口内炎を予防するための栄養素と食べ物>

栄養素

食べ物

ビタミンB2

レバー、うなぎ、カレイ、卵、納豆、アーモンド など

ビタミンB6

赤身肉、鶏肉、マグロ、バナナ、牛レバー、カツオ など

ビタミンC

パプリカ、ブロッコリー、レモン、オレンジ、イチゴ、さつまいも など

一方、刺激の強い香辛料や熱い食べ物、濃い味付けのものは、口内炎の傷口を刺激して痛みを強くするため、摂取はひかえたほうがよいでしょう。同じく、アルコールやタバコ、糖分の多いお菓子も、体内のビタミンを壊してしまうためよくありません。

免疫力を下げない

疲労が溜まっているときや風邪などで免疫力が下がっているときは、口内炎ができやすくなります。そのため、なるべく免疫力を高く維持する生活を心がけることが重要です。

疲れているときはしっかり体を休め、睡眠を十分に取りましょう。また、ストレス過多も免疫力を低下させる要因となるため、入浴や適度な運動などでストレスを溜めないようにすることも大切です。

お口の中を清潔に保つ

口内炎予防は、お口の中のクリーニングも欠かせません。

口内炎は、お口の中の口腔常在菌が増殖することによって発症することがあります。食後は歯磨きやうがいをし、できるだけ口内を清潔に保ちましょう。歯磨きの際は、お口の中の粘膜を傷つけないよう程よい力加減で磨くのがポイントです。

また、お口の中が乾いていると雑菌が繁殖して口内炎になりやすいといわれています。そのため、お水やお茶で口の中をうるおして、乾かないようにしましょう。

患者様の声

親指を立てGOODのポーズをとる男性

今日、初めて利用させていただきました。サロンみたいにきれいで、受付の方も先生も担当してくださった方も皆さん親切でとても丁寧でした。このように口コミを書くことは滅多にないのですが、あまりによすぎたたけ書かせていただきます。これからも利用させていただきたいです。

いつもお世話になっています。ホームケアなどの指導を歯科衛生士の方がしっかりと丁寧にしてくれます。クリーニングや治療の際は、今から何をするのか一言声をかけてくださるため、安心して治療を受けられます。スタッフの方はとても親切で明るく、気持ちよく診察してもらえています。いつもありがとうございます!

まとめ

ポイントをまとめる男性

今回は、口内炎は歯科医院で見てもらうことはできるのかについて解説しました。

最近ではドラッグストアに売っている市販薬でも口内炎の治療が可能ですが、早く治したいときやなかなか治らないときは歯科医院で治療を受けるのがよいでしょう。また、場合によっては噛み合わせ不良による口内炎など、一般の方では対処が難しい口内炎もあります。口内炎で気になる症状があれば、一度歯科医院を受診しましょう。

口内炎の治療を検討されている方は、兵庫県西宮市にある医療法人社団 西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。
小道俊吾